國井誠海記念館

ごあいさつ

 

「現代書のパイオニア」と称されてきた山形出身の現代書家・國井誠海(1917-2009)。この記念館は、誠海の書業50周年を記念し1987年に設立されました。

生涯を現代書一筋に制作に励み、現代のいぶきを表現し続けた。1970年頃より現代書を広めるため、ニューヨークやロサンゼルス、パリ、東京など国内外で個展を毎年開催。現代書研究の誠心社を創設、弟子の育成、毎年展覧会の開催、国内外大学での講義や、若手現代書家育成のため「公益信託國井誠海書奨励基金」を設立(1998年)、2018年現在までに63名を顕彰。作品は、ニューヨークMOMAや東京国立近代美術館、他多数に収蔵されている。2006年には旭日小綬章を受章。

誠海没後も誠心社(東京本部)は継続し、日本文化であり芸術としての書(現代書)の普及に努めている。この記念館では、國井誠海の生涯に渡る作品と歴史を一挙に観ることができます。「現代書」は、現代使われている字句を現代的息吹で読みやすく書いた「書」で 広く一般に親しまれ、記念館には学書者、学校で書道を学んでいる方たちなどが全国から多く来観されています。どうぞお気軽にご来観下され、現代の新しい書を御鑑賞下さい

所在地:山形県山形市清住町2-7-41
くぬぎ沢街道「山形テレビ」手前

電話:023-644-1738 (閉館時:館長 今野 090-5848-5238)


開館:毎週土、日曜日
10:00-16:00

入館料:一般300円/高大生200円/小中生100円

アクセス:山形駅より(西方向)徒歩20分、タクシー5分

駐車場 : 4台有り

國井誠海記念館と山形での活動

1987年(昭和62年)
山形市に國井誠海記念館 設立
現代書の普及を行う
1998年(平成10年)
文化庁管轄 「公益信託 國井誠海書奨励基金」設立
2002年(平成14年)
「公益信託 國井誠海書奨励基金」第5回展を記念館で開催
2004年(平成16年)
國井誠海 「山形市長賞」「山形県知事賞」受賞
2006年(平成18年)
國井誠海 旭日章綬章 綬章
2009年(平成21年)
産経国際書展・山形錬成会 記念館で開催
誠心社現代書展・山形錬成会 (山形県朝日町 朝日自然観会場)
詩人 霧林道義氏の講演「ことばについて」、刻字作家 秋山青桃氏の実演「印について」、作品の加評受講と実習、デモンストレーションなど

研修会を記念館にて2回開催
講師 - 渡邉 麗代表
早稲田大学講演ビデオ放映、古文体についての資料提供と講義。産経国際書展代表展作品講評、課題の実施指導など。

12月 國井誠海没
2010年(平成22年)
「誠心社現代書 小品作展」山形移動展 記念館で開催
國井誠海記念館 研修会・懇親会・國井先生お墓参り

山形市立商業高等高校 訪問
「輪誠」 國井誠海筆石碑視察。(伊藤教諭、渡邉麗代表、今野校長、黄木記念館館長と)「輪誠」は、1988年に國井誠海が揮毫し母校の山形市立商業高校へ寄贈。
2011年(平成23年)
山形錬成会 記念館で開催
2012年(平成24年)
「角井博先生講演会」を記念館で開催
「書体 書風の展開 中国」について
角井博先生 - 東京国立博物館学芸部東洋課長→筑波大学教授、前渋谷区立松濤美術館館長、筑波大学名誉教授、ふくやま美術館館長

第29回 産経国際書展 錬成会 記念館で開催
2013年(平成25年)
「國井誠海記念館25周年記念書展」記念館で開催
2015年(平成27年)6月
「國井誠海生誕百年記念100選展」(上野の森美術館)移動展を記念館で開催
2016年(平成28年)11月
國井誠海出身校、山形市立商業高等学校「東京輸誠会 第四回定期総会」懇親会にて「國井誠海先生について」渡邉麗会長ゲストスピーチ。(東京ガーデンパレス)
2018年(平成30年)
10月「公益信託國井誠海書奨励基金・顕賞作家寄贈作品展」記念館で開催 
常設の國井誠海作品と合わせ、2017年上野の森美術館で開催の「公益信託國井誠海書奨励基金二十周年記念書展」にて展示寄贈された顕彰作家作品42点を公開。

10月4日、誠海出身校、山形市立商業高等学校「創立100周年記念式典」に合わせて特別御観覧会を開催。誠海作品「慈」を渡邉麗誠心社会長が山商高校へ寄贈。
井関校長が山形市長の感謝状を渡邉麗会長へ授与。多くの関係者や地元の有力者などもご来館下さり、大変盛況に終了。

佐藤孝弘 山形市長が記念館ご来館。

11月 山形市立商業高等学校「創立100周年記念総会祝賀会」懇親会(東京ガーデンパレス)にて、今野元校長より國井誠海寄贈作品「慈」のご紹介、渡邉麗会長ご挨拶。
「輸誠」色紙を渡邉麗揮毫、出席者全員へ配られた。
2019年(令和元年)11月
國井誠海記念館にて研修会開催。山形市立商業高等学校訪問、誠海の書(寄贈作品)鑑賞。國井先生お墓参り(高円宮賞受賞ご報告)
2022年(令和4年)9月
「國井誠海記念館35周年記念展」記念館で開催 未公開作品5点を常設と合わせて特別展示公開。